【移動編集局】地方創生〜チカラは地から〜 信長450

ノブたび 岐阜ゆかりの人物編

【岩村城】 残る女城主の伝説

【岩村城】 残る女城主の伝説
現在残る石垣は近世に整備されたもの。「女城主」の伝説は今も地元に根付いている=恵那市岩村町城山、岩村城跡

 美濃の国にも“女城主”がいたのかな−。織田信長公のおばで、岩村城主遠山景任(かげとう)に嫁いだ、通称「おつやの方」。本名は不詳だけど、城があった恵那市岩村町には彼女の伝説が残っているよ。

 現在、岩村城の本丸などに残る石垣は江戸期に修理されたものだよ。でもね、山上の南曲輪には戦国時代らしい土の城郭も残っていて敵の侵攻を阻む大堀切(おおほりきり)もあるよ。

【岩村城】 残る女城主の伝説
朝もやにけぶる岩村城跡。霧が湧きやすい地形をしており、「霧ケ城」の異名を持つ=恵那市岩村町城山、岩村城

 1572年、織田、武田の両者と友好関係を築いていた景任が病死すると、信長公の五男御坊丸(おぼうまる)を養子に迎えていた岩村城を、武田側の秋山虎繁(とらしげ)が奪ったんだ。岩村町史では、おつやの方が無血開城を条件に敵の虎繁と再婚したと書かれているけど、城の実権を握っていたのかは残念ながら定かではないんだ。

 信長公記によると、織田氏に敗れた虎繁は、岐阜ではりつけにされたんだ。でも岩村に残る話では、織田軍は城兵を皆殺しにし、夫婦とも逆さはりつけに掛けたため、おつやの方は、おいの信長公を呪ったんだって。処刑の場所は、市史跡「大将陣」として観光地になっているよ。う〜ん、ぜひにおよばず☆

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