【移動編集局】地方創生〜チカラは地から〜 信長450

ノブたび 岐阜ゆかりの人物編

【濃姫遺髪塚】 岐阜と信長 縁結ぶ

【濃姫遺髪塚】 岐阜と信長 縁結ぶ
西野不動の境内にあったムクノキの根元に、戦後建立された濃姫の「遺髪塚」=岐阜市不動町

 織田信長公と岐阜、両者を結ぶ象徴といえば、斎藤道三の娘で信長公の正室「濃姫(のうひめ)」。岐阜市不動町の西野不動には、濃姫の遺髪が埋葬されたという言い伝えが残っているよ。

 濃姫の死には諸説あって、結婚後病死したとも、信長公の死後30年は生きたともいわれているよ。西野不動の堂守(どうもり)をしている家系の中島和彦さん(81)=同市西野町=に聞くと、濃姫は本能寺で亡くなり、家臣が岐阜に遺髪を持ち帰り、城下を守る四天王の一つだった西野不動に埋葬した―と伝わっているのだそう。

 境内は岐阜空襲で焼失したけど、遺髪塚は辛くも焼け残ったムクノキのそばに、戦後建てられたんだよ。

【濃姫遺髪塚】 岐阜と信長 縁結ぶ
濃姫遺髪塚の隣に建つ西野不動。織田信長が岐阜町の守りのための「四天王」の一つとして、現在の場所に移したといわれている=岐阜市不動町

 記録では、きょうだいに当たる斎藤義龍(よしたつ)の死後、義龍の妻が持っていたつぼを信長公がしつこく要求したとき、濃姫は自害をほのめかして強く抵抗したみたい。斎藤氏時代からの家臣の美濃衆を代表し、夫に毅然(きぜん)とした態度をとったんだね。

 岐阜と信長公の縁を結んだ濃姫。この地で私たちを見守ってくれているといいな。う〜ん、ぜひにおよばず☆

=おわり=

 【濃姫遺髪塚】 岐阜と信長 縁結ぶ   
 【高山城】 風流人・長近の思い
 【明智城】 光秀巡る永遠の謎
 【菩提山城】 半兵衛の拠点、広大
 【岩村城】 残る女城主の伝説
 【美濃金山城】 森蘭丸の権威示す
 【鷺山城】 道三、隠居後の居城