 廃線後の風雨にさらされてさびついたポイントのレール=揖斐郡大野町黒野 |
揖斐郡大野町の旧黒野駅は、揖斐線と谷汲線との分岐点だった。その黒野駅以西の揖斐線と谷汲線は、2001(平成13)年に一足早く廃止された。
西国三十三霊場のうち三十三番目の札止めの霊場として知られる谷汲山華厳寺へ電車に揺られて向かう参拝者も、車が普及するまでは多かったろう。ポイントのレールには赤茶けたさびが濃く浮かび上がり、長い時間の経過を物語っている。
現在、旧谷汲駅(揖斐郡揖斐川町谷汲)構内には、赤い電車「モ750形」と赤白電車「モ510形」の2両が、住民や鉄道愛好者らの努力で保存され、往時をしのばせている。
2008年 2月28日(木)夕刊掲載
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