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2007年10月18日(木)

自民市支部、公認調整で古賀氏に直訴

早期決着待つ岐阜1区

次期衆院選準備、民主躍進に危機感
写真:自民市支部、公認調整で古賀氏に直訴
岐阜シティ・タワー43の完成記念式典で同席する野田聖子、佐藤ゆかり両氏(右から)。公認調整の行方に注目が集まる=8日午前、岐阜市内

 衆院岐阜1区で野田聖子元郵政相(岐阜1区)と佐藤ゆかり衆院議員(比例東海)が競合する自民党。次期衆院選に向けて公認調整が焦点となる中、党岐阜市支部の玉田和浩会長は17日、党本部を訪れ、古賀誠党選挙対策委員長に早期決着を要請した。野田、佐藤両氏が衆院解散もにらんで準備を進めているだけに、「長引くほど対立が激しくなる」と玉田氏。地方組織の「直訴」を受け、党本部が下す決定が注目される。

 「2人が生きる道を早くつくってほしい。どちらかだけが当選するようでは必ず敵ができ、総選挙で民主党候補に負けてしまう」

 17日午前、上京した玉田氏は党本部の選対委員長室で、古賀氏にこう迫った。「十分に理解している。一生懸命、努力する」と古賀氏。面談には、藤井孝男元運輸相(参院岐阜)が同行した。

 岐阜市では、今春の統一地方選・県議選で党公認の現職議長が落選。夏の参院選では、党が「事実上の公認」とした藤井氏の得票が、民主候補の得票を1万3000票ほど下回った。

 玉田氏は「2人の対立が大なり小なり影響している」と考え、こうした状況を古賀氏に説明。11月に民主党の小沢一郎代表が岐阜入りする計画にも触れ、「小沢代表は岐阜1区を狙っている。保守王国の岐阜で1区を民主に取られるようなことは絶対、阻止しなくてはいけない」と危機感をぶつけた。

 昨年12月に復党した野田氏は先日、党広報局長に就任。小泉チルドレンの片山さつき氏に代わる人事で、「郵政造反組」の復権を印象付けた。古賀氏とは近い関係とされる。放火事件を受けて改装した岐阜市加納新本町の事務所で業務を再開した今月8日、公認問題について「党の支持率を上げることが最優先。自民党はボトムアップの政党で、選挙区調整は中選挙区時代からもめにもめた。失った信頼を取り戻す活動に努め、最終的にベストな形で決着がつけばいい」と述べた。

 一方の佐藤氏も今月7日、校区別後援会の連合組織を立ち上げるなど、衆院選に向けて準備を進める。佐藤氏は公認問題に関して最近は発言を控えているが、一昨年の衆院選から佐藤氏を支持する笠原多見子県議は「党本部は筋を曲げてはいけない。選挙区支部長の佐藤氏が公認予定者で、替えるというなら納得できる説明が必要だ」とくぎを刺す。

 古賀氏は次期衆院選に向けて全国行脚を始めており、岐阜県にも訪れる予定。復党した「郵政造反組」と「刺客」として戦った議員が競合する選挙区の公認調整は大きな課題で、中でも岐阜1区には全国の有権者の視線が注がれる。

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