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けみ 芥見さん

芸術家

奔放な作風、人々を魅了

けみ 芥見さん
障害児との共同制作など多方面で活躍する芸術家けみ芥見さん=東京・東池袋

 独学で絵を描き、5年ほど前に単身渡仏してデビューした。「自分が名乗れば芸術家」と謙遜するが、能面やだるまの半面を鮮やかに彩色したり、浮世絵のような図柄をカラフルに描いたりと、型にとらわれない異色の作風が特に海外で高い評価を集める。

 昨春、自らデザインした着物ブランド「AKITSU」を設立。「現代人や外国人も着やすいように」と着崩したスタイルを自ら実践。「着物を日常のファッションに取り入れて」と呼び掛ける。

 決まった拠点を持たず、国内外を飛び回る。今年もイベント出展などのため、早速モナコやジュネーブへと大忙しだ。

 独学ゆえの奔放な作風が見る人を引きつける。昨年は知的障害児の絵との“コラボ”にも挑戦。「うまく描こうとしないのが良い」。最低限の加筆で絵の魅力を引き出し、販売につなげて収益を家族に還元した。

 着物を岐阜市内で製造するほか、自らすいた美濃市の和紙を使うなど、ふるさとの縁も生かして活動する。「いずれは美濃焼もやりたい」。岐阜市出身。37歳。

(岐阜新聞 2017年1月11日掲載)