頑張ってます岐阜県人

吉川由紀さん

徳川美術館広報担当

分かりやすい説明心掛け

吉川由紀さん
「徳川美術館を娯楽の選択肢に加えてもらいたい」と語る吉川由紀さん=名古屋市東区、同館

 尾張徳川家に伝わる重宝を所蔵する徳川美術館(名古屋市東区)の広報担当。「歴代の当主らが日常に使用してきた品が残るタイムカプセルのような場所」とPRする。

 高校時代、美術の教科書で華麗な色彩がよみがえったボッティチェリの油絵を見て絵画の修復家を志した。大学卒業後、夢をかなえ、京都市の表具業者に入り、国立博物館内で国宝や重要文化財の日本画などの修復に関わった。県現代陶芸美術館(多治見市)の学芸員の補佐や名古屋市内のでんきの科学館を会場にした絵本原画展の企画、リニア・鉄道館の開館準備に従事。「お客さんと関わり喜ぶ姿に出会うことにやりがいを感じるようになった」と振り返る。

 徳川美術館には5年前から勤務。修学旅行、団体旅行誘致のため関西や東京へ営業に出向いて体験メニューや名古屋港水族館と組み合わせたプランも提案、専門用語を使わず分かりやすい説明を心掛ける。「徳川や美術館と聞くと敷居高く見られがち。娯楽の選択肢に加えてもらいたい」と願う。

 両親の暮らす多治見市が古里。「焼き物の文化があり、カフェの器も素敵」と胸を張る。趣味は旅行で、「旅先での出会いが楽しみ」と笑う39歳。名古屋市千種区在住。

(岐阜新聞 2018年1月12日掲載)