頑張ってます岐阜県人

鈴木陽平さん

Doorkel社長

留学希望の学生を応援

鈴木陽平さん
「岐阜から世界へのドアは開いている」と語る鈴木陽平さん=東京・新宿

 「諦めて帰国したら学歴は『中卒』ですよ」。諭すように両親に言ったのは、中学の教諭だ。不安がなかったわけじゃない。それでも「広い世界に出て活躍したかった」。

 関市出身。中学の同級生が県内の高校に進学する中、自分で留学支援の制度を見つけ出し、両親を説得した。「自分で人生をデザインしたい」との気持ちが強かった。

 オーストラリアに渡ると、ホームステイしながら1年ほど英語を学び、英国の高校で国際バカロレアのプログラムを受けた。卒業後は香港大に進学、北京の大学にも留学した。

 帰国後、会社勤めを経て昨年8月に起業。留学希望の学生と、受け入れたい大学をマッチングするサイトを立ち上げた。自分の原体験を、より多くの学生に届けるためだ。

 「自分は特別じゃない」。毎年、岐阜市で中高生向けに講演し、伝えている言葉だ。「英語が得意とか実家がお金持ちだったわけじゃない。ちょっと勇気を出したことで、人生が大きく開けた」

 講演を聴いて、海外に進学した学生もいる。「きっかけがあれば、人生は変わる」。それを立証し、バトンをつなぐことが自分の使命だと考えている。東京都港区在住。27歳。

(岐阜新聞 2018年2月9日掲載)