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ぎふ高校野球

頂点へ駆け上がれ! @春県優勝・大垣日大

2017年 6月28日

写真:頂点へ駆け上がれ! @春県優勝・大垣日大

阪口監督から絶大な信頼を受ける主砲宮坂=大垣日大高硬式野球部グラウンド

投打に充実、死角なし

 岐経大が初の全日本大学選手権でベスト8入りし、西濃運輸は4年連続で都市対抗出場を決め、3年ぶりの黒獅子旗を目指す。野球王国復活へ、県勢各世代は勢いを増している。高校野球も負けてはいられない。昨秋と今春で県の4強入りを果たしたチームが全く違うように、今年の岐阜大会は近年まれにみる混戦状態。抜け出すチームはどこか。岐阜の夏をより熱くする注目校、注目選手を紹介する。

 「頂点(日本一)を取る準備はできている」と阪口慶三監督が話すように、6年ぶりに春の県大会を制し、東海準優勝の大垣日大に死角はない。昨夏と、新チーム直後の秋は同じ相手(中京学院大中京)に全国の舞台へと続く扉を閉ざされた。その悔しさを胸に、今年の冬は例年の3倍の走り込み、一日千本の素振り、腹筋千回を目標に取り組んだ結果、大垣日大ナインは心身ともに一回りも二回りも成長した。

 阪口監督が「例年以上に投手力は安定し、打線に切れ目がない」と語るように、昨夏から主力として活躍を続ける左腕石川隼也と、春の県大会から背番号「1」を背負う2年生右腕修行恵大の左右ダブルエースは安定感抜群。昨夏から4番を務める宮坂元規を軸とした打線も、県内屈指の破壊力を誇る。

 昨秋不調だった石川について阪口監督は「(オフに)大きなカーブを覚えたことで投球に幅ができた」と話し、石川も「直球と同じ腕の振りで投げられるようになった」と手応えを感じている。

 それ以上に阪口監督が驚いているのが修行の台頭だ。入学から昨年10月まではけがの影響で練習すらできなかった。「(今春の段階で)ベンチ入りの20人に入るとは思わなかった」と指揮官も急成長に驚きを隠せない。今ではチームのエースへと成長した右腕は「ピンチでは得意の落ちる球で三振を取りたい」と意気込んでいる。

 阪口監督が「調子が良くても悪くても外せない選手」と信頼を寄せるのが昨夏から4番に座る主砲の宮坂だ。宮坂の一番の持ち味は長打力だが、「ランナーがいるときは返すバッティング、いない場面ではまず、出塁を考えている」と自ら話すように、状況に応じた打撃ができるのも大きな魅力。今年は宮坂のバットが、チームを夢舞台へと導く。

 負けず嫌いな選手が集まった名将称する“鬼軍団”を率いる主将の柴田修平は「春は優勝したが、昨夏の負けを忘れてはいけない。どんな相手でも初回から思い切りかみついていく」と引き締まった表情で堂々と話す視線は、しっかりと甲子園を見据えている。

 阪口監督は「(同高野球部の)このグラウンドこそ本当の甲子園」と表現。技術と忍耐を培った聖地から、夢舞台を目指す長い夏が今始まる。


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