佐藤琢磨、インディ500日本人初V 祝福の声
2017年05月30日09:41
写真:佐藤琢磨、インディ500日本人初V 祝福の声
カートバトルやデモ走行でトッププロの走りを披露した佐藤琢磨選手(左)=2013年10月26日、加茂郡坂祝町深萱、中日本自動車短大

◆中日本自動車短期大の客員教授務める

 自動車のインディカー・シリーズ第6戦、第101回インディアナポリス500マイル(インディ500)は28日、米インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで200周(1周約4キロ)の決勝が行われ、40歳の佐藤琢磨(ホンダ)が日本人ドライバーとして初優勝を飾った。これまでの日本勢の最高順位は2003年に高木虎之介がマークした5位。

 「ひたむきにチャレンジすることの大切さを教わった」。佐藤琢磨選手が客員教授を務める中日本自動車短期大(岐阜県加茂郡坂祝町深萱)では29日、インディ500で日本人初優勝した佐藤選手の快挙に、学生や関係者から祝福の声が相次いだ。

 同短大には、プロのレーシングチームのメカニックなどを養成するモータースポーツエンジニアリング学科があり、佐藤選手は2012年に客員教授に就任。シーズンオフの毎年10月に講演会や学祭のイベントで訪れ、学生と交流している。

 訪れるたびに、座右の銘「ノーアタック、ノーチャンス」の言葉と、何事にもひたむきにチャレンジすることの大切さを説いたという。13年の学祭では、レーシングカートに乗り込みコースを走り、プロのテクニックを披露した。

 この日は学内に優勝を伝える紙を掲示し、学生や教職員が喜びを分かち合った。太田悟実事務局長兼広報部長は「人一倍の努力があったと思う。諦めずに挑戦すれば夢はかなうということを、身をもって学生に伝えてもらえた」と喜んだ。

 一昨年と昨年の学祭で佐藤選手をインタビューした3年大澤隼大さん(20)は「レースに対する情熱はプロフェッショナル」と振り返り、「勝因はチャレンジ精神と思う。自分も夢に向かって頑張らなければと励みになった」と話した。