前理事長が1千万円着服 西柳ケ瀬の商店街組合、告訴へ
2012年04月10日11:35
岐阜市の繁華街・西柳ケ瀬地区の商店主らでつくる「スタープレイス柳ケ瀬商店街振興組合」の50代の男性前理事長が、2007年ごろから組合費や自治会費など約1000万円を着服していたことが9日、分かった。男性も着服を認めており、「会社の運転資金に充てた」などと説明。組合と自治会は同日、臨時総会を開き、業務上横領容疑で男性を刑事告訴する方針を決めた。
組合によると、理事長だった男性は07年以降、会員約80人から集めた組合費など約600万円を着服。会計係を務めていた自治会でも07年にアーケード修繕費用の貯蓄分約400万円を引き出し、私的流用していたという。
男性は西柳ケ瀬地区で時計店を営んでおり、03年から10年途中まで組合の理事長を務める傍ら、自治会の会計係も10年以上担当。組合や自治会の決算書は全て男性が作成していた。決算書の利息が増えていないのを不審に思った会員が今年2月、男性に通帳の提出を求めたところ、本人が着服を認めた。
同組合は「前理事長を信用し、任せきりにしていた。監査も十分に機能していなかった」と釈明。今後は、組合内に改善委員会を立ち上げ、監査体制の強化を図る方針。
柳ケ瀬商店街をめぐっては、08年に柳ケ瀬通三丁目商店街振興組合の元代表理事によるアーケード維持管理費の私的流用が発覚。小柳町商店街振興組合でも組合員が積み立てているアーケード修繕費の資金から1000万円を超える使途不明金が見つかっている。
岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の市川博一理事長は「非常に残念。理事会でも各組合に注意を促したい」と説明。組合を認可する岐阜市産業振興課は「指導が足りず、重く受け止めている。今後は各組合に対し、定期的に実地検査したい」と話していた。
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