「みのり」14年2万枚販売 名古屋の業者証言 − 岐阜新聞 Web
「みのり」14年2万枚販売 名古屋の業者証言
2016年01月18日09:01

 カレーチェーン店「CoCo壱番屋」の廃棄冷凍カツが横流しされた事件で、ビーフカツを仕入れて販売した岐阜県羽島市の製麺業者「みのりフーズ」が2014年夏ごろ、名古屋市の食品卸業の男性(69)に壱番屋のチキンカツ約2万枚も販売していたことが17日、分かった。男性が証言した。

 チキンカツも、壱番屋が産業廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県稲沢市)に処分を委託したものとみられる。愛知、岐阜両県などが流通経路を調べている。

 みのりの実質経営者の岡田正男氏(78)も、取材にチキンを含む壱番屋のカツ類をダイコーから購入したと認めているが「チキンカツの購入、販売時期や量は覚えていない」と話していた。

 食品卸業の男性によると、みのりから壱番屋製品と説明された上で15年春以降にビーフカツ計約4万枚を購入したが、14年夏のチキンカツは壱番屋のものとは知らされなかった。15日になってテレビ報道で見た壱番屋のチキンカツの袋と、仕入れた際の袋が同じだったため壱番屋製品と分かった。ほぼ全て名古屋市の卸業者に売ったという。

 壱番屋によると、10年からダイコーにカツ類の廃棄処理を委託。チキンカツは確認できた14年2月以降の分だけで、約24万枚。ビーフカツは約9万枚、豚ロースカツは約15万枚、メンチカツが約10万枚だった。ナポリタンソースとラーメンスープも委託していた。いずれも、異物混入や温度管理の不備が疑われる製品や、試作品だった。

 愛知県警は14日、昨年10月に処分を委託されたビーフカツ約4万枚を堆肥化したと、うその報告をしたとしてダイコーを家宅捜索。容疑を裏付けるため、16日に関係先としてみのりも家宅捜索した。