「廃棄物認識なかった」 愛知の業者証言 廃棄カツ横流し − 岐阜新聞 Web
「廃棄物認識なかった」 愛知の業者証言 廃棄カツ横流し
2016年01月21日09:48

 カレーチェーン店「CoCo壱番屋」の廃棄カツが横流しされた事件で、産業廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県稲沢市)が製麺業者「みのりフーズ」(羽島市)に横流ししたカツを同社から直接仕入れ、別の業者に卸した同県の食品業者の男性が20日、岐阜新聞の取材に応じた。「廃棄物だと認識していたら買うわけがない」と不正転売への関与を否定。ただ、みのりフーズの実質的経営者岡田正男氏(78)の証言とは食い違いもある。

 この男性は、岡田氏が商品の大半を取引したとする業者。男性も取引を認め、「事件が発覚した日、岡田氏に電話で(廃棄物だと)知っていて私に紹介したのかと怒った」と説明し、「安全でない物は売れない。巻き込まれたと思った」と主張した。

 岡田氏は安い食品の情報をくれる業者の1人だったといい、2年ほど前に「(壱番屋の)良いカツがあるよ。1枚40円」と持ち掛けてきたという。男性は「それほど安くはないが、壱番屋のカツを1円でも安く仕入れることで、仲卸業者との信頼関係を太くできるのでは」と話に乗った。その後も岡田氏から他の商品についても電話があり、何度も取引したが、「賞味期限や品質を確かめ、みそなど条件を満たさず購入しなかった物もあった」と説明した。

 ダイコーの会長とは同県愛西市の喫茶店で2年ほど前に一度会ったきりで、その際ダイコーの会長は「運送業をしている」と自己紹介したという。ただ、岡田氏は男性を「ダイコーの知り合い」と証言している。

 岡田氏は「男性に箱の詰め替えや、みのりフーズの名前が入ったシールを貼ってもらっていた」と話しているが、この点について男性は明言を避けた。