美術館、教育に活用 県美術館が可能性探るシンポ − 岐阜新聞 Web
美術館、教育に活用 県美術館が可能性探るシンポ
2016年02月01日08:56
写真:美術館、教育に活用 県美術館が可能性探るシンポ
今後の美術館の在り方に生かそうと開かれた「GIFU美術館教育シンポジウム」=岐阜市学園町、ぎふ清流文化プラザ

 美術館における教育普及活動の今後の可能性を探る「GIFU美術館教育シンポジウム」(県美術館主催)が、岐阜市学園町のぎふ清流文化プラザで開かれた。日比野克彦県美術館長、岐阜市出身のアーティスト大巻伸嗣さん、先進的な教育普及プログラムを実践する全国の美術館の学芸員らが、新たなアートの見せ方、地域住民との交流など、これからの美術館の役割を考えた。

 県美術館では、小・中学生向けの作品鑑賞会やアート制作のワークショップなどを開催しているが、より地域に開かれた美術館づくりに教育普及活動を活用しようと、シンポジウムを初開催した。

 東京都美術館は東京芸術大学と連携して行う、初めて美術館を訪れる子どもへのサポート活動などを行う「とびらプロジェクト」を紹介。金沢21世紀美術館は、作品鑑賞だけでなく市民参加型の交流イベントを展開していると報告した。

 市民参加型のアートプロジェクトを開催する大巻さんは「アートは誰の所有物でもなく、ニュートラル。だからこそコミュニケーションツールになる」とし、日比野館長は「美術館教育を幅広い年代に広げていくためには工夫が必要。アーティスト、地域、美術館の力で挑戦して変革していきたい」と話した。

 県内外の九つの美術館、美術教育機関によるワークショップも開催。モザイクアートやリトグラフ制作などを親子が楽しんだ。