全公立学校にカウンセラー配置 岐阜県、いじめ対応で − 岐阜新聞 Web
全公立学校にカウンセラー配置 岐阜県、いじめ対応で
2016年02月02日09:15

 いじめや不登校などの問題が全国で相次いでいるのを受け、岐阜県は新年度、スクールカウンセラーを県内すべての公立の高校と特別支援学校に拡大する方針を固めた。小、中学校はすでに全校に配置済み。全公立学校にカウンセラーを配置するのは全国でも少ないという。

 県教育委員会によると、本年度は公立高46校にスクールカウンセラーを配置していたが、対象を全76校(定時制、通信制を含む)に拡大。特別支援学校は県立、市立の20校に新たに置く。月1〜3回、カウンセラーが学校を回り、生徒の不安や悩みに対応する。新年度は臨床心理士の人件費など事業費1920万円を予算要求している。

 県教委は本年度、要請があれば未配置の学校にもカウンセラーを派遣していたが、専門家が定期的に全校を回ることで、いじめや不登校の早期発見、早期解決に結びつけたい考え。

 カウンセラーの拡充に合わせ、いじめや不登校の未然防止にも力を入れる。不登校になる前の児童、生徒は欠席が増える傾向にあるため、教員OBをモデル校の小、中学校に派遣し、早い段階で問題に対処し、その効果を検証する。437万円を予算要求している。

 県教委の担当者は「これまでは不登校になってからカウンセラーに相談する機会が多かった。兆候の見えた段階でチームとして対応し、その効果を研究したい」と話している。