川原町の歩み、一冊に 岐阜市の地元団体冊子発行 − 岐阜新聞 Web
川原町の歩み、一冊に 岐阜市の地元団体冊子発行
2016年02月03日08:48
写真:川原町の歩み、一冊に 岐阜市の地元団体冊子発行
川原町まちづくり会が作成した冊子「ぎふ川原町」を紹介する玉井博祜事務局長=岐阜市湊町

 岐阜市の川原町まちづくり会が、格子造りの町家や古い蔵の残る川原町の歴史や暮らしをまとめた冊子「ぎふ川原町」を発行した。会の活動の歩みや住民の座談会も載せており、玉井博祜事務局長は「自然と歴史に恵まれた地域の良さを深く味わってもらい、次世代に残す意識が高まれば」と話している。

 冊子はB5判30ページで富樫幸一岐阜大教授らが編集に協力。松尾芭蕉、川端康成、彫刻家イサム・ノグチら町を訪ねて作品を残した人物や町家の特徴、家を大切にしながら暮らしている人を紹介した。

 「川原町にない職業はなかった」と往時を振り返る80代の町出身者の集い、「今の景観を維持したい」と思いを語る40〜50代の住民らの座談会の模様も掲載。2001年に発足した同会が、町並みにふさわしい門灯を訪れた人の投票で選んだり、建物の高さや壁の色などをルール化した協定を住民同意を得て定めたりした歩みにも触れた。

 川原町界隈(かいわい)は県の「明日の宝もの」に認定されており、冊子作りには保全のための民間助成金を活用した。住民に配布するほか、町内の商店などで1冊500円(税別)で販売する。問い合わせは玉井屋本舗、電話058(262)0276。