県岐阜商高が株式会社設立 全校生徒が株主 − 岐阜新聞 Web
県岐阜商高が株式会社設立 全校生徒が株主
2016年02月03日08:57
写真:県岐阜商高が株式会社設立 全校生徒が株主
岐阜地方法務局に株式会社「GIFUSHO」の登記申請をした県岐阜商業高の生徒たち=2日午前、岐阜市金竜町、岐阜合同庁舎

 岐阜市則武新屋敷の県岐阜商業高校が、株式会社「GIFUSHO」を設立する。2日に登記申請した。全校生徒が株主になり、商品開発・販売などの業務を行い、利益を生徒に還元する。同校によると高校が会社登記するのは全国で2例目。

 実際の企業経営を通じて生徒に株式会社の仕組みを理解してもらうのが目的。全校生徒約1200人が1株2千円ずつ出資。会社でインターンシップ(職業体験)に参加する形で事業に取り組む。本店所在地は生徒が販売実習を行っている同市正木中の大型商業施設マーサ21に置く。

 取締役には同校卒業生やPTA役員が就くが、経営は生徒に委ねる。生徒から最高経営責任者(CEO)を決め、企業化を進めてきたLOB(リーダー・オブ・ビジネス)部が社内を調整する。事業は3年生が中心となって授業の一環で取り組む。学科ごとに事業部門を設け、食品メーカーと共同開発した商品を販売したり、「岐阜商グッズ」の企画販売、ネット通販などを行う。

 資本金は10万円で卒業生が出資。今春に増資し、全校生徒から資金を調達する。生徒は株主になるが現金配当は受け取らず、利益は授業の実習費に充てるなどして間接的な還元方法を構想している。2016年12月期決算では営業利益100万円を目指す。新会社の社長を務める市内の繊維会社社長塩谷良久さん(53)らが、同市金竜町の岐阜地方法務局で登記申請した。LOB部長の2年佐藤真帆さん(17)は「会社として収益を上げ、学校や地域に還元していきたい」と話した。登記は9日にも完了する見込み。