県が養殖場抜き打ち検査へ 薬剤残留、監視を強化 − 岐阜新聞 Web
県が養殖場抜き打ち検査へ 薬剤残留、監視を強化
2016年02月09日09:07

 岐阜県揖斐郡池田町の養殖場で昨年6月、養殖鮎から禁止薬剤が検出された事件を受け、県は新年度、県内の養殖場を抜き打ちで薬剤残留検査する方針を決めた。業者任せだった水産用医薬品の管理、使用を県独自にチェックし、監視体制を強化する。

 県によると、問題になった養殖場では、鮎の病気を抑えるため、食品衛生法で魚介類への使用が禁止されている合成抗菌剤「エンロフロキサシン」含有の医薬品を餌に混ぜて投与。当初、県には「投与したのは養殖場の池の一部」と説明していたが、後日、ほかの池の鮎にも投与していたことが判明した。

 これを受け、県は業者の薬品管理を徹底するため、自ら養殖場を検査する必要があると判断した。県内で養殖業を営む88業者のうち、初年度は半数の業者に抜き打ちで訪問。養殖魚に薬剤が残留していないかどうか検査する。以降も2年に一度は養殖場を回り、養殖魚の安全性を確認する。新年度当初予算に検査費など508万円を予算要求している。事件をめぐっては、県警が先月、食品衛生法違反などの疑いで、養殖場の前経営者の男性ら4人を書類送検した。