両投げ、神宮に挑む 麗澤瑞浪高の赤塚さん − 岐阜新聞 Web
両投げ、神宮に挑む 麗澤瑞浪高の赤塚さん
2016年02月13日09:41
写真:両投げ、神宮に挑む 麗澤瑞浪高の赤塚さん
両投げ用グラブを手に、立教大で活躍を誓う赤塚瑞樹さん=岐阜県瑞浪市、麗澤瑞浪高校野球部グラウンド

 左右両投げで神宮のマウンドに−。岐阜県高校球界で「スイッチピッチャー」として注目された麗澤瑞浪高3年の赤塚瑞樹さん(18)が今春、立教大に進学し、小学生の頃から夢だった東京六大学野球リーグに挑戦する。90年の歴史があり、日本の大学野球で最も伝統のある同リーグでも、両投げの部員は史上初という。

◆立大進学、東京六大学野球へ

 高校に入って本格的に両投げに取り組んできた赤塚さん。高校最後となった昨夏の岐阜大会は、3回戦で準優勝した斐太高と対戦し、リリーフで4回を無失点に抑えたがチームは敗退。甲子園出場はかなわなかった。

 部活引退後は受験勉強に集中し、一般入試で東京六大学を目指したが、スポーツ成績と学業の優秀な生徒に受験資格がある立教大の「自由選抜入試」を知り、昨秋、コミュニティ福祉学部を受験、見事合格を果たした。同大には2学年上に選抜大会ベスト8に輝いた左腕藤田凌司選手(県岐阜商高出)がいる。

 「大学でも自分を貫き、両投げ投手としてプレーしたい。ひたすら練習に打ち込み、実力をつけたい」と赤塚さん。高校の寮を出て、自由登校となった今年1月からは自宅のある岐阜市でトレーニングを続け、週末は後輩たちの練習に参加して入部に備える。

 東京六大学野球連盟は「両投げ選手がいたという話は聞いたことがない。恐らく史上初」と赤塚さんに注目。恩師の梅田恭明麗澤瑞浪高監督(39)は「挫折もあろうが自分を見失わず、高校時代と同じく努力を重ねてほしい」とエールを送る。

 大学では自身を題材に体の左右のバランスなどスポーツ科学を研究し、“文武両面”からスイッチピッチャーの極意を究めるつもりだ。「まずは神宮のマウンドに立ち、チームの優勝に貢献できる投手になりたい。わくわくしている」。目を輝かせて話した。