重力波観測 「次はかぐらだ」神岡の研究者 − 岐阜新聞 Web
重力波観測 「次はかぐらだ」神岡の研究者
2016年02月13日09:48

 重力波の世界初観測に成功した報に、岐阜県飛騨市神岡町の東京大宇宙線研究所重力波推進室神岡分室の都丸隆行同研究所客員准教授(45)は12日、「ノーベル賞級の大発見。(国際実験チーム)LIGO(ライゴ)の研究者たちの20年以上の地道な努力に賛辞を贈りたい」と祝福した。

 同研究所が地下に建設した重力波望遠鏡「かぐら」は現在、約20人のスタッフがレーザー検出器など機器の調整作業に従事している。今春から試験観測を始め、本格稼働は2017年度末の予定。都丸准教授は「(今回の発見で)かぐらの存在価値は決して損なわれない」と強調。「重力波の研究はこれからが重要。かぐらを含む重力波の国際観測網を充実させ、新たな課題や謎の解決に取り組みたい」と意気込んだ。

 ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さんのサインやニュートリノ研究の資料などを展示する町内の道の駅「宙(スカイ)ドーム神岡」の林五月専務理事(54)は「できることならかぐらに一番最初に見つけてほしかった」と苦笑いしつつ、「重力波は人類の夢のようなもの。今後、かぐらも頑張ってほしい」と期待した。