岐阜の世界遺産発信 県と9市町村が「連合」設立 − 岐阜新聞 Web
岐阜の世界遺産発信 県と9市町村が「連合」設立
2016年02月16日09:33
写真:岐阜の世界遺産発信 県と9市町村が「連合」設立
岐阜県世界に誇る遺産連合の設立を報告する日置敏明郡上市長(中央)=岐阜市長良、岐阜グランドホテル

 「清流長良川の鮎」の世界農業遺産認定を受け、県と世界遺産などのある県内9市町村の首長が15日、「岐阜県世界に誇る遺産連合」を設立した。各自治体が連携し、国内外への一体的な情報発信や観光ルートづくりに力を入れる。

 遺産連合は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」や無形文化遺産「本美濃紙」、記憶遺産国内候補の「杉原千畝(ちうね)の命のビザ」など遺産に関する9市町村の首長と知事で構成。古田肇知事が座長に就いた。

 同日岐阜市で開かれた「世界が認めた岐阜の遺産を語る会」(清流長良川の農林水産業推進協議会主催)に関係者が集結。古田知事は「岐阜の魅力をどのようにつなげ、発信するか一緒に考えたい」とあいさつ。首長を代表して日置敏明郡上市長は「世界が認めた遺産をさらに磨き、発信する」などと遺産連合への決意を表明した。

 語る会ではトークショーもあり、世界農業遺産の国内第一人者で知られる武内和彦国連大上級副学長や、木曽功内閣官房参与(ユネスコの文化関係施策担当)らが登壇。涌井史郎県森林文化アカデミー学長がコーディネーターを務め、登壇者からは「岐阜はいろんな分野の世界遺産がある。システムとしてつなぐのが重要」「国内の農業遺産認定地域と連携し子どもに違う地域を学んでもらいたい」などとの意見が出された。