五の池小屋、シェルター化 下呂市、防弾素材で噴石対策 − 岐阜新聞 Web
五の池小屋、シェルター化 下呂市、防弾素材で噴石対策
2016年02月17日09:23

 2014年9月に起きた御嶽山(岐阜、長野県)噴火を受け、岐阜県下呂市は16日までに、9合目の五の池小屋(同市小坂町落合)にシェルター機能を整備する方針を決めた。噴石対策として屋根を防弾チョッキに使われる「アラミド繊維」で補強する計画。16年度当初予算案に約1300万円を計上する。

 内閣府のシェルター設置の手引きに基づき、噴火の頻度が高く前兆現象を捉えにくい比較的小規模な噴火を想定。屋根にアラミド繊維シートを二重に敷き、その上に防水シートと鋼板を重ねて補強する。手引によると、10センチ以下の噴石の衝撃に耐えられる強度を持つ。県の補助金の活用を検討している。

 前回の噴火では、火口から約2・5キロ離れた五の池小屋に噴石が飛散することはなかった。しかし、火口から約1キロ離れた二ノ池本館(長野県木曽町)は、噴石の直撃を受けて一部が破損した。

 市は、年内に補強工事を完了させる考え。五の池小屋管理人の市川典司さん(45)は「避難小屋として強固になり、登山客の安心感につながる。同時に登山者に自然のリスクを正しく理解してもらうための取り組みが大切」と話す。