世界遺産活用で観光ルート整備 県が市町村連携を支援 − 岐阜新聞 Web
世界遺産活用で観光ルート整備 県が市町村連携を支援
2016年02月19日09:19

 岐阜県は新年度、観光の基幹産業化を推進する。インバウンド(訪日外国人客)が増加する中、世界遺産を軸に県内に点在する地域資源をつないだ新たな観光ルートを作るほか、関ケ原古戦場の再整備を本格化するなど、県内の観光資源の掘り起こしや広域周遊観光の促進を図る。

 県内には、世界農業遺産「清流長良川の鮎」、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」や無形文化遺産「本美濃紙」、記憶遺産国内候補の「杉原千畝の命のビザ」など、世界に誇る地域資源がある。観光客の関心の高い世界遺産などを活用して地域の魅力づくりや情報発信を進める。

 県は今月15日、世界遺産などのある県内9市町村と「岐阜県世界に誇る遺産連合」を設立し、広域連携の仕組みを作った。当初予算案に、世界遺産などを軸に複数の市町村が連携して取り組む事業への補助金5千万円を盛り込み、市町村の取り組みを後押しする。

 さらに、関ケ原古戦場を核とした広域観光の推進に4億5千万円を計上。事業では、観光拠点「関ケ原古戦場ビジターセンター(仮称)」の建築・展示設計を行うほか、国内外へのプロモーションなどを展開する。

 県は今月12日、不破郡関ケ原町など4市町と共同で、関ケ原古戦場一帯を「ここが東西出会いの地 関ケ原」として日本遺産に申請した。食文化や民俗芸能など東西の多様な文化の混じり合う地域として、国内外にアピールしていく。