研究の面白さ高校生に語る 文化勲章の末松さん、中西さん − 岐阜新聞 Web
研究の面白さ高校生に語る 文化勲章の末松さん、中西さん
2016年02月21日09:13
写真:研究の面白さ高校生に語る 文化勲章の末松さん、中西さん
高校生に「好きなことを見つけて突き進んで」と呼び掛けた中西重忠さん(右)と末松安晴さん=岐阜市宇佐、県図書館

 2015年度の文化勲章を受章した光通信工学の末松安晴さん(83)=東京工業大栄誉教授、中津川市出身=と、神経科学の中西重忠さん(73)=京都大名誉教授、大垣市出身=の講演会が20日、岐阜市宇佐の県図書館で開かれ、高校生に「自分の頭で考え続けたとき、道が開ける。自分の好きなことを見つけて突き進んで」と呼び掛けた。

 県博物館(関市小屋名)の開館40周年を記念し「岐阜の英知 文化勲章受章者からの提言」と題して開催。県内の高校生を中心に約300人が来場した。

 2人はそれぞれの研究分野について講演した後、討論会で事前に高校生が提出した質問に答えた。中西さんは「誰にも知られていない自然の原理を解明すること」が基礎医学の研究の面白さと話し、「予想しているよりも自然は美しい。その事実に仲間と感動し、喜びを分かち合える」と魅力を語った。

 末松さんは、大学院生の5年間をマイクロウェーブの研究にささげたが「この研究に先はない」と判断。当時知名度が低かった光通信の研究を一から始めたことを振り返り、「今の社会で問題だと思うことは何か。若者の皆さんが自分で考え、30年、40年先を見据えて研究に取り組んでほしい」と呼び掛けた。