薬剤師、災害時の力に 岐阜薬科大で初の研修会 − 岐阜新聞 Web
薬剤師、災害時の力に 岐阜薬科大で初の研修会
2016年02月22日09:11
写真:薬剤師、災害時の力に 岐阜薬科大で初の研修会
避難所での情報収集の演習に臨む薬剤師ら=岐阜市大学西、岐阜薬科大

 岐阜県内の薬局や病院に勤める薬剤師らの災害薬事研修会が21日、岐阜市大学西の岐阜薬科大であり、避難所や救護所での薬剤師の活動に理解を深めた。

 災害時に調剤や服薬指導、医薬品が不足した際の代替薬の提案などに携わり、医療チームの要となる薬剤師の災害対応能力を高めようと同大と県薬剤師会が初めて開き、20〜60代の35人が参加した。

 国際緊急援助隊の医療チームやDMAT(災害派遣医療チーム)に参加経験のある薬剤師や医師らが講師を務めた。情報収集をテーマにした演習では、避難所に先着した薬剤師として避難者や生活環境の状況を聞き取り、感染症流行などの問題点を優先順位を付けて報告する課題に挑んだ。講師の江川孝就実大教授は医療班の介入や薬剤在庫の有無など状況確認のポイントを伝え、「情報収集シートなどを使うことで漏れなく、分担して情報が集められ、整理もできる」と指摘した。

 参加者は救護所に相談に訪れた軽症の避難者への問診のこつを学び、緊急度を見極める実習に臨んだ。高血圧や糖尿病などの模擬患者から悩みや症状を聞き、医師の診察の必要性を判断。常備薬の名称を忘れた人には「お薬手帳」を示してもらうなど対応を学んだ。