「復興の歩み」5年間の記録 写真家・三浦さんが個展 − 岐阜新聞 Web
「復興の歩み」5年間の記録 写真家・三浦さんが個展
2016年02月23日09:19
写真:「復興の歩み」5年間の記録 写真家・三浦さんが個展
東日本大震災の被災地の復興の歩みを記録した写真を展示している三浦寛行さん=岐阜市神田町、岐阜信用金庫本店

 東日本大震災の被災地に通い続けている岐阜市津島町のカメラマン三浦寛行さん(47)が復興の歩みを記録した写真の個展が、同市神田町の岐阜信用金庫本店で開かれている。建設が進む災害公営住宅や幾段にも積み重ねられた除染土の袋詰めなどを捉えた54点が並ぶ。3月31日まで。

 三浦さんは震災の3カ月後に岩手県釜石市を訪れて以降、被災地を20回以上訪問。学校の交流の橋渡しをしたり、仮設住宅に住む人らと触れ合ったりしてきた。写真展は4回目で、近作では釜石市の高台に建設中の中学校、宮城県南三陸町の防災対策庁舎を囲むように積み上げられた盛り土、整備が進む岩手県大船渡市の防潮堤など復興のつち音がうかがえるカットが並ぶ。

 一方、津波で途切れたままのJR在来線の鉄路や、福島県の避難指示解除準備区域で津波のがれきが放置された飲食店内の写真も。

 三浦さんは「復興の進み具合には地域差がある。仮設住宅から出られず、元の暮らしに戻れない人も多い。関心が薄れる中、現実を知り、被災地に寄り添ってできることを考えてもらえたら」と話していた。