岐阜市、教育にICT活用 タブレット、全校導入 − 岐阜新聞 Web
岐阜市、教育にICT活用 タブレット、全校導入
2016年02月27日08:51
写真:岐阜市、教育にICT活用 タブレット、全校導入
国語の授業でタブレット端末で写真を撮影する児童たち=岐阜市大洞桜台、芥見東小学校(市教育委員会提供)

 教育立市を掲げる岐阜市は2016年度、ICT(情報通信技術)を活用して、子どもたちがより楽しく、分かりやすく学べる環境を整える。全ての市立小中学校と特別支援学校計70校にタブレット端末計4100台を配備し、児童生徒の主体的な学びを後押しする。導入後のタブレット端末を含む教育用コンピューターの普及率は子ども3・4人に1台となり、全国43の中核市で唯一、国の指針を上回る見込みだ。

 タブレット端末は9月までに配備。録画機能を使って子どもが自らの作業を客観的に振り返ったり、個々の学習進度に合わせたソフトで学習したりする授業を展開する計画だ。すでに配備している電子黒板と連動させれば、タブレット端末に入力した意見を電子黒板にそのまま映し出すことができ、意見の共有も簡単にできるという。

 20年度の大学入試制度改革を見据えて、市は新年度、子どもたちが主体的に学び、仲間と課題を考える授業「アクティブ・ラーニング」を取り入れる。専用スペース「アゴラ」を全中学校22校の空き教室に整備する予定で、タブレット端末はグループディスカッションなどで活用する。

 市は購入費として1億7042万円を16年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。

 文部科学省は第2期教育振興基本計画(13〜17年)で、タブレット端末などの教育用コンピューターの普及率の水準を、子ども3・6人にあたり1台と掲げている。市は導入で3・4人に1台となり、中核市としては初めて国の目標値を上回る。