「命のビザ」発信へ連携 リトアニア国会議長、八百津町訪問 − 岐阜新聞 Web
「命のビザ」発信へ連携 リトアニア国会議長、八百津町訪問
2016年03月04日09:24
写真:「命のビザ」発信へ連携 リトアニア国会議長、八百津町訪問
「命のビザ」のレプリカの前で、国枝大索館長の説明を聞くリトアニアのロレータ・グロウジニエネ議長(右から2人目)=3日午後、岐阜県加茂郡八百津町八百津、杉原千畝記念館

 駐リトアニア領事代理時代に多くのユダヤ人の命を救った岐阜県加茂郡八百津町出身の元外交官杉原千畝(ちうね)氏が縁で、岐阜県と交流があるリトアニアから、ロレータ・グロウジニエネ国会議長を団長とする訪問団が来日し、3日、岐阜県を訪れた。県庁で古田肇知事と面談し、杉原氏関連資料の国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産登録に向けて協力することを確認。同町の杉原千畝記念館も訪れ、“命のビザ”のレプリカに見入った。

 古田知事は世界記憶遺産登録について、「5月に(ユネスコに)正式申請する。サポートをお願いしたい」と協力を要請。グロウジニエネ議長は「リトアニア人は心から応援している」と応じた。

 古田知事は、八百津町が杉原氏の命日の7月31日に合わせて開く「杉原ウィーク」に同国から関係者を招き、今秋には現地で岐阜県と八百津町を紹介するイベントを企画していることも明かした。グロウジニエネ議長は「岐阜県は新しいパートナー。交流促進のために努力したい」と話した。

 杉原千畝記念館では、国枝大索館長の案内で館内を見学。命のビザのレプリカを前にグロウジニエネ議長は、「このビザが無ければ、その人やその家族の将来も無かった大事なもの。ここから新しい命が始まったのですね」と感慨深そうに説明に聞き入った。