伊奈波神社に詩碑 野口雨情作詩の「伊奈波音頭」 − 岐阜新聞 Web
伊奈波神社に詩碑 野口雨情作詩の「伊奈波音頭」
2016年03月06日09:45
写真:伊奈波神社に詩碑 野口雨情作詩の「伊奈波音頭」
野口雨情が作詩した伊奈波音頭の詩碑を除幕する遠山重桙ウん、カツヱさん夫妻(左)と東道人宮司=岐阜市伊奈波通、伊奈波神社境内

 岐阜市伊奈波通、伊奈波神社境内に詩人野口雨情(1882〜1945年)が作詩した民謡「伊奈波音頭」の詩碑が完成し、5日に除幕式が行われた。

 「岐阜の伊奈波さま 五穀の護り 五穀みのれよ 世は穏に」と歌い出す伊奈波音頭は1927年、講演のため来岐した雨情が同神社の五穀祭にヒントを得て作詩。雨情が木に墨書きした扁額(へんがく)が同神社に掲げられている。

 完成した詩碑は高さ1.5メートル、幅1.8メートル、奥行き30センチ。雨情が生まれた茨城県産の真壁石に扁額から転写した筆跡を刻んだ。同神社の氏子で建設会社を営む遠山重桙ウん(72)と妻カツヱさん(67)=同市笹土居町=が昨年に創業50周年を迎えた感謝を表そうと奉納した。

 この日は氏子ら約80人が出席。神事の後、遠山さん夫妻と東道人宮司(68)が除幕した。遠山さんは「碑を守るため、できる限りのお手伝いをする所存。皆さまもご協力いただけたら」とあいさつ。雨情研究の第一人者でもある東宮司は伊奈波音頭が今も盆踊り大会や結婚式の花嫁行列で流され親しまれていることを挙げ「石なら色あせず音頭は不滅。全国から雨情ファンが碑を見に訪れ、参拝いただけたら」と話した。

 岐阜少年少女合唱団の合唱もあり、「赤い靴」「七つの子」「青い目の人形」など雨情作の童謡10曲を響かせた。