「小児医療センター」完成 県総合医療センター − 岐阜新聞 Web
「小児医療センター」完成 県総合医療センター
2016年03月07日09:22
写真:「小児医療センター」完成 県総合医療センター
テープカットで小児医療センターの完成を祝う関係者=岐阜市野一色、県総合医療センター

 岐阜市野一色の県総合医療センターに、重症心身障害児の入所病棟などを備えた新棟「小児医療センター」が完成し、6日、竣工(しゅんこう)式が行われた。療育機能のある重症心身障害児施設「すこやか」を新たに設け、小児医療を包括的に提供する医療体制を整えた。

 新棟は本館棟の西側に整備され、7階建て、延べ床面積4816平方メートル。2013年10月に着工し、昨年12月に完成した。今月から一部を除いて供用開始する。総事業費は約33億円。3、4階は重症心身障害者の長期入所が可能な病棟(30床)を設け、専門の介護福祉士や保育士らと共に医療、福祉の両面から子どもをサポート。2階には小児科外来診察室を設け、感染症を治療するための小児感染症内科を県内で初めて開設する。1階の検査室では、小児用の磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影(CT)装置を新たに整備し、検査機能を強化した。

 式には、野田聖子衆院議員ら国会議員をはじめ、病院関係者約130人が出席。古田肇知事は「障害分野と小児、周産期医療にわたる切れ目のない医療、療育体制を確立できる」とあいさつした。関係者がテープカットをして、新棟の完成を祝った。

 午後から開かれたすこやかの内覧会には、県内の小児科医や看護師ら約300人が訪れ、機能訓練室などを見学した。長澤宏幸施設長(59)は「家庭での介護の負担を減らすことを主眼に、要望に応えていきたい」と話した。「重度障がいと共に生きる会 むく」の藤井一哉代表の妻実希子さん(42)は「呼吸器を付けた障害児の母親にとって念願の施設」と期待を寄せた。