「宇宙、全てが楽しかった」 油井さん、各務原で報告会 − 岐阜新聞 Web
「宇宙、全てが楽しかった」 油井さん、各務原で報告会
2016年03月13日09:09
写真:「宇宙、全てが楽しかった」 油井さん、各務原で報告会
花束を手に日本宇宙少年団各務原分団員の子どもたちとポーズを取る宇宙飛行士の油井亀美也さん=12日午後3時57分、各務原市蘇原中央町、市民会館

 「やりたいことを決め、一歩一歩、亀のように進んで夢をかなえてほしい」。宇宙飛行士の油井亀美也さん(46)が12日、岐阜県各務原市蘇原中央町の市民会館でミッション報告会に臨み、宇宙での任務を振り返った。夢を持ち続けることの大切さを語り、約千人の子どもらが目を輝かせて聞き入った。

 油井さんは通算約3年半、同市の航空自衛隊岐阜基地に勤務。自衛隊出身初の宇宙飛行士として、昨年7月から12月まで国際宇宙ステーション(ISS)で活動した。帰還後、報告会を開くのは全国で初めて。主催の県と市によると、定員千人のところに約2千人の応募があった。

 油井さんは映像や写真を示しながら、無重力での食事や運動の様子を紹介。日本の無人補給船「こうのとり」をISSのロボットアームでキャッチした重要任務については「チームジャパンの力を見せることができた」と語った。

 質疑では、多くの子どもが手を挙げる中、ステージを下りて丁寧に回答した。「宇宙飛行士になりたい」という子どもには「勉強、親の手伝い、しっかり遊ぶことの三つを頑張って」とアドバイス。「宇宙では全てが楽しかったので、あしたにでもまた行きたい。次はISSの船長になることが夢」と語った。

 講演後、油井さんは「故郷と同じような感覚の各務原で、子どもたちと触れ合えて良かった」と話した。リニューアルを控えるかかみがはら航空宇宙科学博物館(同市下切町)も視察した。