2刑務官、不起訴不当 岐阜刑務所、受刑者の現金横領疑い − 岐阜新聞 Web
2刑務官、不起訴不当 岐阜刑務所、受刑者の現金横領疑い
2016年03月17日09:14

 岐阜検察審査会が、男性受刑者から預かった金で勝手に雑誌を購入したとして有印私文書偽造・同行使と業務上横領の疑いで告訴された岐阜刑務所の刑務官2人について、岐阜地検が不起訴とした処分を不当と議決していたことが16日、分かった。議決は15日付。

 審査会によると、2人の刑務官は会計課の出入金担当者と、受刑者が申し込む本の購入手続き担当者。

 2012〜13年、男性受刑者の図書購入申込書を複製。男性受刑者が申し込みしたかのように装って、車の月刊誌2冊を無断で購入し、代金計1700円を横領したとされた。

 男性受刑者は昨年7月、岐阜地検に告訴。地検は同12月、不起訴としたため、男性受刑者が処分を不服として審査会に申し立てをしていた。

 検察審査会は「慎重に審査したが、捜査には不十分な点が多く、不起訴処分には納得がいかない」と判断した。

 岐阜地検の矢野隆史次席検事は「議決を踏まえ適切に対応する」とコメントした。

 岐阜刑務所によると、受刑者の金は刑務所が管理している。本人から申し出があった時に限り、残金だけを知らせ、出入金の明細は原則、知らせていないという。