千畝記念館に「5万人」 記憶遺産登録へ追い風 − 岐阜新聞 Web
千畝記念館に「5万人」 記憶遺産登録へ追い風
2016年03月18日09:14
写真:千畝記念館に「5万人」 記憶遺産登録へ追い風
入場者数が急激に増えている杉原千畝記念館。今月3日には、リトアニアからロレータ・グロウジニエネ国会議長(右から2人目)も訪れた=加茂郡八百津町八百津

 岐阜県加茂郡八百津町八百津の杉原千畝(ちうね)記念館の2015年度の入場者数が、20日に5万人を突破する見通しになった。最近の年間入場者数の約3倍で、過去最高だった01年度と比較しても約2倍と大幅増。第2次大戦中に多くのユダヤ人難民らを救った同町出身の外交官杉原千畝氏(1900〜86年)の資料が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産の国内選考を通過したことで注目度が高まっている。

 同館は00年に開館。入場者数は01年度の2万5446人がピークで、最近は12年度に1万4059人、13年度に1万5270人だった。リニューアルのため5カ月間休館した14年度は1万3193人。

 15年度は4月にリニューアルを実施。昨年の戦後70年の節目で注目度が上がっていたところ、記憶遺産の国内選考通過や映画の公開などが後押しした。国枝大索館長は「桁外れに多くの人が来てくれ、ありがたい。全国の人にもっと杉原さんのことを知ってもらえるようにしていきたい」と話している。

 20日は同館で記念セレモニーを行う。青空市場「八百津マルシェ」も開かれる。