人形に「魂」宿る 本巣市・真桑文楽 − 岐阜新聞 Web
人形に「魂」宿る 本巣市・真桑文楽
2016年03月20日08:45
写真:人形に「魂」宿る 本巣市・真桑文楽
試楽で上演された、福田源七郎と妻の姿を描いた「真桑誉義農源七郎 水争いの段・初真桑の段」=19日午後7時42分、本巣市上真桑、物部神社

 岐阜県本巣市上真桑の本郷地区に300年以上伝わる真桑人形浄瑠璃(国重要無形民俗文化財)が19日夜、同地区の物部神社で上演された。

 江戸時代に水利権をめぐる村々の争いを解決した上真桑村の福田源七郎の功績をたたえ、操り人形芝居を演じたことが起源とされる。春分の日の祭礼に本楽、前夜に試楽が行われ、保存会が伝統芸能を継承している。

 この日の試楽は、同浄瑠璃の始めと伝えられるもののいつしか上演されなくなり、台本や資料もない中で14年前に復活させた外題「真桑誉義農(まくわのほまれぎのう)源七郎 水争いの段・初真桑の段」などを上演。観衆は、太夫の語りと三味線の音に合わせて巧みに操られる人形の情感豊かな動きに見入った。