古戦場の絆、平和発信 関ヶ原でサミット − 岐阜新聞 Web
古戦場の絆、平和発信 関ヶ原でサミット
2016年03月20日09:06
写真:古戦場の絆、平和発信 関ヶ原でサミット
世界古戦場サミット共同宣言を発表した西脇康世町長(中央)ら関係者=19日午後、不破郡関ケ原町関ケ原、関ケ原ふれあいセンター

 天下分け目の合戦地・関ケ原古戦場がある岐阜県不破郡関ケ原町で19日、古戦場の保全や活用法を話し合う「世界古戦場サミット」が開かれた。同古戦場と、ナポレオン最後の決戦地ワーテルロー(ベルギー)、米国・南北戦争の事実上の決戦地として知られるゲティスバーグの関係者が集い、「世界三大古戦場」として交流を深める共同宣言を発表した。

 県と同町が初開催し、会場の関ケ原ふれあいセンターには約480人が来場。ワーテルローの担当者は、昨年の戦後200周年に合わせてメモリアルセンターを建設し、景観保護のために施設の大半を地下に収容したと説明。ゲティスバーグも建物を撤去した上、ビジターセンターを整備して歴史ファンを集めているとした。

 パネルディスカッションでは古戦場の役割や課題を討論。「住民の理解と協力が大切」「関連商品の開発などプロモーションが必要」などとの意見が出され、西脇康世町長は「全国から訪れる皆さんに、平和への願いを発信することが関ケ原の役目」と強調した。

 その後「戦いの歴史的意義や平和の大切さを感じ、歴史と向き合える古戦場であり続けるため、価値を認め合い交流を続ける」とする共同宣言を、甲冑(かっちゅう)姿の小学生とともに発表した。

 県と町は、再整備計画「グランドデザイン」に基づいて古戦場の活性化に着手。今後、観光拠点となるビジターセンターなどを整備する計画。