噴火時の避難ルート明示 御嶽山防災計画を策定 − 岐阜新聞 Web
噴火時の避難ルート明示 御嶽山防災計画を策定
2016年03月30日08:23
写真:噴火時の避難ルート明示 御嶽山防災計画を策定
新年度の会長に選任され、あいさつする野村誠下呂市長=長野県木曽町、県木曽合同庁舎

 岐阜、長野両県と関係自治体などでつくる「御嶽山火山防災協議会」は29日、長野県木曽町の県木曽合同庁舎で第4回会合を開き、御嶽山の噴火シナリオと火山ハザードマップを基に噴火時の防災対応などをまとめた「御嶽山火山防災計画」を策定した。

 突発的な水蒸気噴火が発生した際の登山者の避難誘導など、2014年9月の噴火を教訓とした対応が盛り込まれた。

 噴火によって発生する火山現象や影響範囲について関係自治体が共通認識を持ち、麓の住民や登山者らの安全確保を目的に策定された。

 計画には、噴火時の火口の位置、噴火警戒レベル(2〜5)に応じた山小屋などの施設や登山道、周辺道路の規制の規模や範囲を記載。水蒸気噴火が発生した際の登山者の避難ルート図、マグマ噴火による火砕流や融雪型火山泥流が到達する危険性のある地区のリストや避難経路なども盛り込まれた。

 今後、関係市町村は同計画の内容を取り入れた地域防災計画を策定し、麓の旅館などの集客施設は避難確保計画を作成する。下呂市防災情報課は「市内では濁河温泉の宿泊施設などが対象となるだろう。利用客に対して適切な避難誘導ができるよう市も計画の作成に関わって進めていきたい」としている。

 また、この日の会合で新年度の協議会長に野村誠下呂市長が選任された。