19高校、再編統合を検討 有識者委、県教委に提案 − 岐阜新聞 Web
19高校、再編統合を検討 有識者委、県教委に提案
2016年03月30日08:28

 外部有識者でつくる岐阜県立高校活性化計画策定委員会は29日、県立高校の活性化に関する審議結果を県教育委員会に提出した。人口減少に伴う高校の枠組みの見直しについては、1学年3学級以下になる見込みの19校を「再編統合検討対象校」と位置付け、高校の特性に応じた活性化策の検討や実施を提言している。

 対象校19校のうち、2019年度までに3学級以下になる見込みの10校は、16年度から学校単位で市町村や保護者、同窓会、地域の経済界や産業界の代表などと協議会を立ち上げ、学校ごとの活性化策を検討するよう提案。28年度までに3学級以下となる見込みの9校は、原則として現在の取り組みを維持しつつ、学科やコースの整理などを検討するよう求めた。また再編統合をめぐり、明確な基準の必要性にも言及した。

 対象校以外では、岐阜、大垣北高で国際教育プログラムの「国際バカロレア」を研究するよう提言。岐山高など4校には、理数科を課題探究型学習のための探究科(仮称)に改編することを提案した。

 進路先が多様な普通科高校の活性化例には、企業実習の単位を認めるデュアルシステムの導入や総合学科への改編などを挙げた。ほかにも定時制や通信制には3部制など多部制への改編や新設、可茂学区の高校には外国人生徒を積極的に受け入れる学科の設置を求めた。

 委員長の古田善伯・中部学院大学長は会見で、再編統合検討対象の10校が設置する協議会について「地元との関係を深めるのが高校の存在意義を高めることになるのではないか」と話していた。

 同委員会は14年4月に設置し、2年にわたって審議。県教委は審議結果を踏まえ、16年度中に県立高校活性化計画を策定する。