県内登山コース格付け 遭難防止で県が作成 − 岐阜新聞 Web
県内登山コース格付け 遭難防止で県が作成
2016年03月30日08:33
写真:県内登山コース格付け 遭難防止で県が作成
県内の主な登山コースのグレード

 中高年の登山ブームを受け、岐阜県は県内の主要な登山ルートを体力度や難易度でグレード分けした「山のグレーディング」を作成した。県のホームページで公開している。県は「自分の力量に合った山選びに活用してほしい」と話している。

 グレード分けしたのは、ぎふ百山を中心に標高3千メートルから中低山までの75ルート。コースタイムや標高差、滑落の危険性などを基に体力度を1〜10、技術面をA〜Eでそれぞれランク付けした。山のグレーディングは長野、新潟、山梨、静岡県が同じ基準を使って公表しており、都道府県での作成は全国5例目。

 体力度の最も高い10は2〜3泊以上が適当としており、中でも「槍ケ岳から西穂高岳」「槍ケ岳から奥穂高岳」は滑落などの危険箇所が連続する最高難易度のEランク。体力度9の「西穂高岳から槍ケ岳」、体力度8の「北穂高岳」もそれぞれEランクに位置付けた。C〜Eランクの8割以上が北アルプスのルートだった。

 難易度の高いコースの中でも特に西穂高岳と奥穂高岳の間は険しい岩の尾根の登下降が続き、遭難事故が相次ぐなど危険地帯で知られる。県は「Eランクの中でも最高難易度のコースで、初心者が登るのは極めて危険。熟練者以外の入山は控えてほしい」と呼び掛ける。

 日帰りが可能な体力度1〜3では、新穂高ロープウェイから登る西穂高岳がD、独標がCにランク付けされた。体力度1は、最も難易度の低いAランクの高屹(たかたわ)山が入った。