田口義嘉壽氏死去 セイノーHD前会長、名誉県民 − 岐阜新聞 Web
田口義嘉壽氏死去 セイノーHD前会長、名誉県民
2016年09月26日16:00

 セイノーホールディングス前会長で名誉県民の田口義嘉壽(たぐち・よしかず)氏が22日午前1時、肺炎のため入院先の名古屋市の病院で死去した。78歳。岐阜県大垣市出身。葬儀・告別式は26日近親者で行った。喪主は娘婿でセイノーホールディングス代表取締役の隆男(たかお)氏。後日お別れの会を開く。日時、会場は未定。

 田口氏は、西濃運輸の創業者で「トラック王」と呼ばれた利八氏(故人)の次男。慶応大卒業後、1960年に西濃運輸入社。専務、副社長を経て87年に社長に就任。会長の兄の利夫氏(故人)とともに、西濃運輸を国内有数の総合物流グループに育て上げた。2005年に持ち株会社制となったセイノーホールディングスの会長となり、中核企業の西濃運輸をはじめ自動車販売など70を超えるグループ会社をまとめ、社業を発展させた。今年6月に会長職を退任し、代表権のない取締役相談役となっていた。

 全日本トラック協会副会長、県トラック協会会長などを歴任し、業界発展に尽力。地元の大垣商工会議所会頭や日本青年会議所会頭、中部経済連合会常任理事を務めるなど県内外の経済界をけん引した。

 05年から8年間にわたって県体育協会長を務め、スポーツ振興に尽力。12年のぎふ清流国体・清流大会を成功に導いた。

 西濃運輸野球部に常に熱い思いを注ぎ、14年には悲願の都市対抗野球大会初優勝を果たした。

 県公安委員長、県美術館美術品収集委員会座長、日本ボート協会副会長、田口福寿会会長など多くの要職に就き、福祉、芸術、文化、教育、スポーツなどの振興に力を注いだ。03年に藍綬褒章を受章、12年に岐阜新聞大賞を受賞。13年12月に名誉県民、14年に大垣市名誉市民に選ばれた。

 1年以上前から体調を崩し療養していた。