奥の細道に聖火を 東京五輪、大垣を“旅立ちの地”に − 岐阜新聞 Web
奥の細道に聖火を 東京五輪、大垣を“旅立ちの地”に
2016年10月02日09:41
写真:奥の細道に聖火を 東京五輪、大垣を“旅立ちの地”に
東京五輪聖火リレーの「奥の細道」コースの実現に向けて、署名活動を始めることを決めたサミットの総会=1日午後、大垣市船町、奥の細道むすびの地記念館

 2020年東京五輪の聖火リレーのスタート地点が、岐阜県大垣市になるかもしれない。松尾芭蕉の奥の細道ゆかりの自治体でつくる奥の細道サミット(会長・小川敏大垣市長)が、奥の細道の旅路を逆からたどる聖火リレーの実現に向け、全国的な署名活動に乗り出す。1日に同市で開かれた総会で、年末までに10万人の署名を集め、来年3月に東京五輪・パラリンピック組織委員会に要望することを決めた。

 芭蕉は江戸前期の俳人で、三重県伊賀市に生まれた。奥の細道では、東京・深川から千住まで隅田川を舟で上り、千住から歩いて出発。宮城や岩手など東北地方、石川や福井など日本海側を経て、不破郡関ケ原町と垂井町を通り、大垣市をむすびの地とした。

 サミットには東京の江東、荒川、足立区や宮城県松島町、岩手県一関市、石川県小松市、県内は大垣市と垂井、関ケ原町が加盟。13都県の32市区町と6団体で構成する。

 聖火リレーの奥の細道コースは、埼玉県草加市が提案。東日本大震災の被災地を通ることから実現性が高いとみる向きもあり、スタート地点はむすびの地の大垣市か、芭蕉生誕地の伊賀市が考えられるという。小川大垣市長ら首長は、昨年7月に組織委員会の森喜朗会長に要望書を提出。地元の小松市も通ることを知った森氏は関心を示したという。

 署名活動は11月1日〜12月31日。小川市長は「奥の細道ルート沿道のまちを活性化させ、俳句文化も盛り上げたい」と意気込んだ。

 総会では聖火リレーのほか、大垣市が提案した奥の細道の日本遺産登録、伊賀市が提案した俳句のユネスコ無形文化遺産登録を目指すことを決めた。