高山の森林活用、電力供給 バイオマス発電所、月内着工 − 岐阜新聞 Web
高山の森林活用、電力供給 バイオマス発電所、月内着工
2016年11月23日09:21
写真:高山の森林活用、電力供給 バイオマス発電所、月内着工
地鎮祭で工事の安全を祈願する関係者=高山市国府町宇津江、四十八滝温泉しぶきの湯遊湯館

 岐阜県高山市内の企業や個人でつくる飛騨高山グリーンヒート合同会社は、同市国府町で、地元の豊かな森林資源を活用し発電する「飛騨高山しぶきの湯バイオマス発電所」の建設を進める。今月中に着工し、来年3月の完成を目指す。総事業費は約2億円。

 市内の約90%を占める豊富な森林資源を活用しようと、同発電所では木材を加工した木質ペレットを発電燃料として使用。高効率のバイオマス熱電併給システムを導入する。

 発電の際に生じた熱は四十八滝温泉しぶきの湯遊湯館(同市国府町宇津江)に供給し、電気は固定価格買い取り制度を利用して1キロワット時当たり40円で中部電力に売電する。年間発電量は約126万キロワット時を見込む。木質ペレットを使用するバイオマス発電による電気を、同制度を利用して売電する取り組みは国内初。

 同市では地熱や水力など再生可能エネルギーの導入拡大を目指しており、今回も発電の際に生じた熱の購入などで事業を支援していく。

 22日は同館の敷地内で地鎮祭があり、関係者7人が工事の安全を祈願した。同社代表社員の岡田贊三飛騨産業社長は「まずは成功させて飛騨で展開していきたい」と話した。