高校生、奇跡の「継ぎ矢」 高山工高弓道部員が成功 − 岐阜新聞 Web
高校生、奇跡の「継ぎ矢」 高山工高弓道部員が成功
2016年12月15日09:08
写真:高校生、奇跡の「継ぎ矢」 高山工高弓道部員が成功
淺野さんによる「継ぎ矢」。細い矢を裂くように次の矢が刺さった=高山市千島町、高山工業高校弓道場

 高山工業高校(岐阜県高山市千島町)の弓道部2年の淺野綜介さん(17)が、的に当てた矢にもう一本の矢を刺す「継ぎ矢」を成し遂げた。一生に一度起きるかどうかの快挙に「夢にも思わなかった」と喜ぶ。

 継ぎ矢が起きたのは今月3日、他の部員と交代で4本の矢を順番に放つ練習をしていた時だった。淺野さんの3射目が、28メートル先の的に刺さっていたわずか直径5ミリの矢の末に命中。矢の羽が落ちるのが見え、確認すると、2本の矢がつながって刺さっていた。同部で指導する朝戸秀臣さん(77)は「60年の弓道歴の中でも見たことがない」と珍しさを語る。

 高校で弓道を始め、現在は副部長を務める淺野さん。複数の部員が順番に射る団体戦では、流れをつくる1番目の「大前」や最後の「落ち」を務めるなど腕を信頼されている。「継ぎ矢は、良い形で安定して射ることができたということ」と喜び、「一つ一つ課題を克服し、まずは1月の新人戦の団体で県大会に出場したい」と意気込んだ。