養老鉄道の達人12歳が講師 高橋君抜てき − 岐阜新聞 Web
養老鉄道の達人12歳が講師 高橋君抜てき
2017年01月08日08:58
写真:養老鉄道の達人12歳が講師 高橋君抜てき
養老鉄道の講座で講師を務める高橋秀歩君。「参加した人に残していきたいと思ってもらえる講座にしたい」と意気込む=池田町池野、同鉄道池野駅

 自他ともに認める大の鉄道ファンで、養老鉄道の研究に取り組む養基小学校6年の高橋秀歩君(12)が、岐阜県池田町のさまざまな魅力に触れる講座「達人に学べ」の講師役に抜てきされた。“鉄道の達人”として、3月20日に同町池野の池野駅で開くプログラムで、同鉄道の歴史や魅力をたっぷりと語る。

 高橋君は1歳の頃から鉄道が大好き。絵本で知った踏切に興味を抱き、「カンカン」という踏切の音を聞くため、毎日母の弘子さん(53)に連れられて揖斐駅に通ったという。

 小学3年のとき、授業で養老鉄道が廃線の危機にあることを初めて知った。「身近にある鉄道を何とか残したい」。その年の夏休みから同鉄道の研究をスタートさせた。

 なぜ廃線になりそうなのか、どうすれば残していけるのか−。町長や地元の保存団体の代表者らにインタビューしたほか、「猫の駅長」で一躍有名になった和歌山電鉄貴志川線(和歌山県)など他県のローカル線の事例も調べ、存続につながるヒントを探し求めた。

 昨年5月、高橋君ら沿線住民の熱意もあって、同鉄道は沿線7市町が出資して設立する新法人に引き継がれることが決まり、廃線は免れた。「すごくうれしい」と喜ぶ一方で、「これからも沿線のみんなで守っていかないと」と乗って残すことの大切さを改めて主張する。

 「講座に参加してくれる人にまずは『乗ろうよ』と呼び掛けたい。身近な鉄道として、まちを元気にすることにもきっとつながるはず」。同鉄道に対する熱い思いを精いっぱい伝えるつもりだ。

 講座では、高橋君の講話のほか、オリジナル切符作りも体験できる。参加費は1500円。問い合わせは町社会教育課、電話0585(45)3111。