まくわうりアイス特許 岐阜農林高生が取得 − 岐阜新聞 Web
まくわうりアイス特許 岐阜農林高生が取得
2017年01月08日09:00
写真:まくわうりアイス特許 岐阜農林高生が取得
まくわうりアイスの製造法で特許を取得し、特許証を手にする渡辺恵美さん=本巣郡北方町北方、岐阜農林高校

 岐阜県本巣郡北方町の岐阜農林高校動物科学科でマクワウリの普及や商品開発に取り組む生徒たちが、「まくわうりアイス」の製造方法で特許を取得した。同校によると、農業高校の生徒の特許取得は県内初。生徒を代表して特許権者になった3年渡辺恵美さん(18)は「マクワウリが全国に発信され、製造方法を応用し(第三者による)次の商品開発につながってほしい」と話している。

 同科の2、3年生が2013年度から毎年マクワウリを研究している。

 アイスは14年4月から販売を始めた。収穫後、熟成させた果実を急速冷凍し、マイナス18度以下で保存。マイナス3〜5度に解凍して皮をむき、果肉と、果肉より味や香りの強いワタを捨てずにカットした後にペースト状にし、アイスの原料に15〜25%混ぜて作る方法を確立した。

 マクワウリはみずみずしい香りが特徴で、指導する広瀬大和実習助手(33)は「マクワウリに含まれる酵素が牛乳のタンパク質と反応すると、苦みが生じる。温度が低ければ酵素の動きが鈍って苦みを抑えられ、果汁や香りのロスも少ない」と語る。

 「取り組んだことを形にしよう」と広瀬実習助手から提案された生徒は、特許庁などが主催する一昨年の「パテントコンテスト」に応募して入賞。特典に特許の取得に必要な出願料や日本弁理士会の支援を受けられることになり、渡辺さんが弁理士の助言を受けながら書類の作成を進め、昨年3月に申請。同11月に登録された。

 申請前は学校に遅くまで残り、黙々と作成したという。渡辺さんは「誰もが作れるように製造方法を文書化することは大変だった」と振り返り、「在学中に登録されてうれしい」と話していた。