没後40年熊谷守一展が開幕 メディコス − 岐阜新聞 Web
没後40年熊谷守一展が開幕 メディコス
2017年01月08日09:01
写真:没後40年熊谷守一展が開幕 メディコス
メディアコスモス新春美術館「没後40年熊谷守一展」が開幕。猫など小さな生き物をモチーフにした油彩画が並ぶ=7日午前10時10分、岐阜市司町、みんなの森ぎふメディアコスモス

 赤い輪郭線、簡明な色面で構成された“モリカズ様式”の画風で知られる、岐阜県中津川市出身の洋画家熊谷守一(1880〜1977年)の油彩画52点などが並ぶ、メディアコスモス新春美術館「没後40年熊谷守一展」(同実行委員会、岐阜市主催、岐阜新聞、岐阜放送共催)が7日、岐阜市司町のみんなの森ぎふメディアコスモスで開幕した。2月5日まで。

 新春美術館は、岐阜市ゆかりの芸術家に焦点を当てた展覧会。熊谷の父孫六郎は初代岐阜市長を務め、熊谷自身も3歳から17歳までの多感な時期を岐阜市で暮らしている。

 同展では没後40年の節目に合わせ、油彩画を中心に日本画や書など初期から晩年までの幅広い年代の作品、資料、写真など109点を並べ、モリカズ様式が確立されるに至るまでの変遷をたどる。小さな生き物をモチーフにした作品で知られるが、人気の高い猫の油彩画は「白猫」(1962年)、「仔猫」(52年)など4点がそろう。父や岐阜の友人と交わした書簡、熊谷が暮らした当時の岐阜市の地図なども並び、熊谷と岐阜市のつながりも紹介する。

 初日は開場式が行われ、細江茂光岐阜市長、杉山幹夫岐阜新聞名誉会長・岐阜放送会長ら関係者が開幕を祝った。同展にも写真が並ぶ、晩年の熊谷を撮影した写真家藤森武さんらによる対談もあり、熊谷について「人生の達人。生きる喜びを謳歌(おうか)した人だった」と話した。