願いの輪、無病息災祈る 下呂市で「数珠繰り」 − 岐阜新聞 Web
願いの輪、無病息災祈る 下呂市で「数珠繰り」
2017年01月09日09:08
写真:願いの輪、無病息災祈る 下呂市で「数珠繰り」
長さ8メートルの大きな数珠を回し、無病息災などを願う住民=岐阜県下呂市萩原町中呂、小林善司さん方

 岐阜県下呂市萩原町中呂地区に江戸時代から伝わる行事「数珠繰り」が8日、同地区の約100戸の民家で行われ、住民たちが輪になって長さ8メートルの大きな数珠を回しながら、無病息災や家内安全を祈った。

 江戸中期に、萩原に滞在した臨済宗の高僧による観音信仰の布教をきっかけに始まったとされる。数珠は、こぶし大の木製の玉108個を麻縄でつないだものを使う。

 毎年この時期の日曜日に行い、この日は午前8時から住民が地区内の家を一軒ずつ回った。

 農業の小林善司さん(70)方では、住民ら14人が輪になって般若心経を唱えながら、数珠を3周させた。小林さんは「家内安全で1年間過ごせるように祈った」と話した。