トヨタの新型小型バス生産開始 岐阜車体 − 岐阜新聞 Web
トヨタの新型小型バス生産開始 岐阜車体
2017年01月24日08:56
写真:トヨタの新型小型バス生産開始 岐阜車体
テープカットする豊田章男社長(右から3人目)、増井敬二プレジデント(左から2人目)、川田康夫社長(右から2人目)=各務原市鵜沼三ツ池町、岐阜車体工業

 トヨタ自動車が23日発売した小型バスの新型コースターのラインオフ式が同日、生産を手掛ける岐阜車体工業(岐阜県各務原市鵜沼三ツ池町)で開かれた。工場を拡張し、新技術や新工法を取り入れた最新鋭の生産体制を構築。安全性や快適性に磨きをかけた新型車の生産開始を祝った。

 新型コースターは、24年ぶりのフルモデルチェンジ。昨年4月に発足した商用車の開発から生産を一貫して行うCV(コマーシャル・ビークル)カンパニーとして初めての全面改良となった。親会社のトヨタ車体の吉原工場(愛知県豊田市)から全面改良を機に岐阜車体工業に移管された。年間生産台数は約1万8千台の見込み。

 トヨタ自動車の豊田章男社長は「新しいコースターの魅力は岐阜車体工業の現場力が支えている。グループ16工場で常に品質トップを維持し、社員が団結して挑戦する姿勢が息づいている」と述べた。

 CVカンパニーの増井敬二プレジデント(トヨタ車体社長)は「生産、商品面の全てが一新された新型コースターはCVカンパニーが進むべき道を象徴する車」と話した。

 移管に伴い、2階が塗装、1階が車両の組み立ての工場棟を新設したほか、敷地を拡張して新たに溶接工場を設けて生産ラインを構築。溶接工程はロボットを活用した自動化を86%まで進め、塗装工程では吉原工場で手作業だった内板塗装を自動化した。組み立て工程では車両の横送りを導入するなど、生産性の向上を図った。従業員は吉原工場からの応援や新規採用を進め約500人を増強した。

 岐阜車体工業の川田康夫社長は「満足してもらえる車づくりを念頭に、ハイエースとともに品質ナンバーワンを維持していきたい」と決意を語った。