女子マネも戦力 甲子園練習補助参加 − 岐阜新聞 Web
女子マネも戦力 甲子園練習補助参加
2017年03月15日09:48
写真:女子マネも戦力 甲子園練習補助参加
ノックを打つ永井康裕副部長にボールを手渡す西之原夏実さん=14日午後0時36分、甲子園球場

◆多治見の西之原さん ノック補助「幸せ」

 第89回選抜高校野球大会(19日開幕)の甲子園練習が14日、兵庫県西宮市の甲子園球場で始まり、今大会から条件付きで参加が認められた女子マネジャーがヘルメット姿で練習補助を行った。春を告げる陽光に照らされ、表情は生き生きと輝いた。

 女子マネジャーが練習に参加したのは21世紀枠で出場する3校。女子マネジャーが3人の多治見は、この日、グラウンドに姿を見せた2年生の西之原夏実さん(17)が、ノックを打つ永井康裕副部長にボールを手渡したほか、片付けなどを手際良くこなした。「すごく緊張したけど、幸せ。こういうことが当たり前にできてうれしい」と笑顔をみせた。

 選手10人の不来方(岩手)では、外野ノッカーにボールを渡した越戸あかりさん(16)は「一生記憶に残る素晴らしい時間だった」と感激した様子。女子マネジャー4人が参加した中村(高知)の漆原舞さん(17)は「去年、悔しい思いをされた方のおかげで立っている。感謝の気持ちを忘れないようにしたい」と、てきぱきと動いた。

 日本高野連では、外野ノック時のボール渡しやベンチ前でのタイムキーパーなど、人工芝部分の活動に限って今大会から女子マネジャーの練習参加を認めた。昨夏の全国選手権大会前の甲子園練習において、本塁付近でヘルメットをかぶらずノックを補助した女子マネジャーが制止されたことが契機となった。

 ベンチ前の防球ネットを増やすなど安全対策も講じた日本高野連の竹中雅彦事務局長は「マネジャーは選手が少ない公立校には十分な戦力になっている。今後、活躍できる場が広がればいい」と話した。