常識揺さぶるキューブ空間 県美術館 − 岐阜新聞 Web
常識揺さぶるキューブ空間 県美術館
2017年04月15日08:35
写真:常識揺さぶるキューブ空間 県美術館
AAIC内覧会で、キューブ空間に展開されたアートを鑑賞する関係者=岐阜市宇佐、県美術館

 「清流の国ぎふ芸術祭Art Award IN THE CUBE2017(AAIC)」の開場式が14日、岐阜市宇佐の県美術館で開かれ、キューブ空間を生かした斬新な発想の現代アートが披露された。

 県展に代わる3年に1度の企画公募展として、県が初めて開催。「身体のゆくえ」をテーマに寄せられた790点の企画から15点が選ばれ、幅、奥行き4・8メートル、高さ3・6メートルの空間で実作された。

 式では、大賞に決まった「ミルク倉庫+ココナッツ」に表彰状と賞金500万円の目録が贈られた。審査員を代表して鷲田清一さんが「制約があるからこそ、クリエーティブな発想の取っ掛かりになった。生々しい体験をさせてもらい見事」と全体を講評した。

 内覧会では、睡眠実験の映像が流れる中で物が不穏に動く大賞作品をはじめ、粘土を投げて壊す軌跡を感じさせる作品、手で作ったカタツムリが体を引っ張っているように見える作品など、日頃の常識を揺さぶるアートが展開。来場者が不思議そうに新しい芸術に触れていた。同展は15日から6月11日まで開かれる。