陶芸の聖地知名度上昇 多治見市舞台の漫画発行5年 − 岐阜新聞 Web
陶芸の聖地知名度上昇 多治見市舞台の漫画発行5年
2017年04月15日09:27
写真:陶芸の聖地知名度上昇 多治見市舞台の漫画発行5年
5周年を迎え20巻目を発行した「やくならマグカップも」を手にする志津裕紀さん=多治見市太平町

◆陶芸部の女子高校生描く

 元気な多治見株式会社(岐阜県多治見市太平町、小池和人社長)が発行している陶芸のまち・多治見を舞台に陶芸部の女子高校生の成長を描くフリーペーパー漫画「やくならマグカップも」が5周年を迎え、今月20巻目を発刊した。

 2009年に設置された市民委員会で小池社長が提案したアイデアを具現化しようと、11年1月に設立された同社が、12年2月から3カ月に1巻のペースで刊行。毎回、5千冊を市内や東京、名古屋、大阪などで配布している。IT企業「プラネット」(小池社長)のデザイナーら6人が企画や作画、営業などの製作全般を担当する。

 物語は、市内の高校に転校してきた豊川姫乃が主人公。陶芸部の個性豊かな仲間たちと共に成長していく姿を描いている。永保寺や市之倉さかづき美術館など実在するまちが登場し、焼き物の魅力も紹介している。

 東京や京都など、県外のファンも多いという。昨年には、日本タウン誌・フリーペーパー大賞の読者投票部門で8位にランクインした。秋ごろを目標に5周年を記念したイベントを企画している。

 営業担当の志津裕紀さん(27)は「地場産業は敷居が高いと思われがち。物語を楽しみながら東濃の魅力に触れ、足を運ぶきっかけになればうれしい」と話している。