千畝氏のビザに感謝 来日の遺族囲み懇親会 − 岐阜新聞 Web
千畝氏のビザに感謝 来日の遺族囲み懇親会
2017年04月21日09:26
写真:千畝氏のビザに感謝 来日の遺族囲み懇親会
懇親会で杉原美智さんと握手するデボラさん(左)とシェリーさん=20日午後7時18分、東京都港区

 第2次世界大戦中、岐阜県加茂郡八百津町出身の元外交官、杉原千畝(ちうね)氏(1900〜86年)が発給した「命のビザ」で米国に渡った故ソニア・リードさんの娘2人を囲む懇親会が20日、東京都内で開かれた。

 ソニアさんはポーランド出身。ウラジオストクから敦賀市に向かう船に添乗したジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB)職員の故大迫辰雄さんのアルバムに感謝のメッセージとともに肖像写真が残されていた。

 身元を調べたフリーライター北出明さん(73)=東京都=が長女デボラさんと次女シェリーさんの元に写真を届けたが、「敦賀にあればユダヤ難民のことを知ってもらえる」と同市への寄贈を決め、今月2日に来日していた。

 懇親会には渕上隆信敦賀市長、金子政則八百津町長、杉原氏の長男の妻美智さんら75人が出席。田川博己JTBグループ本社会長が「杉原氏の命のリレーを無形の遺産として後世に伝えたい」とあいさつ。デボラさんは「日本の皆さんの勇気ある行動と思いやりに感謝している」とお礼を述べた。

 ソニアさんの写真を含む大迫さんのアルバムの複製品は、今月から敦賀市の資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」で展示されている。